読書感想 ナショナリズムという迷宮―ラスプーチンかく語りき
![]() | ナショナリズムという迷宮―ラスプーチンかく語りき 佐藤 優、魚住 昭 他 (2006/12) 朝日新聞社 この商品の詳細を見る |
外務省のラスプーチンと呼ばれた佐藤優。鈴木宗男となにかあって、国策なのかなんなのか、偽計業務妨害容疑などで逮捕された人です。詳しくは自分でしらべなせぇ。
驚いたのは、この人がキリスト教徒の同志社神学部卒業って所でした。wiki読んだら、マルクスに傾倒してたのを親族が危ぶみ、神学部に入ったとあってまたびっくり。
本書はその彼と、魚住 昭というジャーナリストとの対談方式で進むという、ある意味では読みやすい形式の本。
対談で語り口がソフトなので、一日で読めました。
逆にそのせいで、断片的な知識の寄せ集めのように感じてしまいました。
んー、そのせいで、逆にこの人の対談ではない本も読んでみたくなりましたよ。
佐藤優氏の読書量の豊富さには驚きましたね、国家や宗教の話に、クレヨンしんちゃんなどのコミックやアニメの話がからまるとはねぇ……。
この人の読書量が半端ではないのは分かりました。
いろいろと目からウロコな本でした。
政治や社会や経済についていろいろ語る本はあるものの、その本質に迫る理論的な本ってなかなかないので、私的には「まさに! これだ!」と思える本でした。
他の経済の本って、金もうけやら、出世やらで、政治の本は、新聞記事を寄せ集めて簡単な言葉で要約しましたーってな本ばっかりだし。
本書は、まず「思想」の本質から、宗教の本質、そして国家の本質に切り込んでいきます。
段階的に思想、宗教、そして国家と続いてくので、理解しやすく、そして、その説明も身近な物を題材にとってあって非常に親しみやすい。
思想というものは、実は○○主義などと名前がつくような物ではなくて、より無意識的な物である。それは私たちの生活に密接に結びつき、もはや私たちの行動原理そのものになっている。
「貨幣」も「国家」も人が作ったものでしかない。だが、それは私たちを拘束し、私たちはそれによって生活している。
それこそが思想である。
そして、この「思想」の本質こそが大事。
これがわからんとこの本、後の全部が解らない。
この本読んでから「世界中の人と解りあえる」っていうのは妄想だなぁ、と確信しました。
私たちとは行動原理が全て違う人間がいる。
違う成り立ちの思想、違う時間軸で生きている人間がいる。
人間という価値観のとらえ方も、貨幣という価値観のとらえ方も、なにもかもが違う。
そう言う人が、いや、そういう集団がこの世界にいるのは、どうしようもないことだ。
私は本格的に、それを理解しました。この本読んで。
だからといって、私はそれが絶望的だとは思わない。
「誰とでも解りあえる」と考えながら生きていくほうが実は絶望的だ、とすら思う。
相手にとっても、自分は異質なもの。そして、相手は私にとって異質。
それすら解らないで他人がどうこうって言うのは傲慢な事だなぁっと思う。
まぁ、私がそんな風に思うのは、神道っていう、日本古来の価値観なのに、日本じゃ仏教にとって変わられちゃった思想の上に生きているからかもね。神社も寺も同じぐらいあるのに、日本人って仏教仏教だよね。
……でもまぁ、この本、もっともっと奥が深いよ。
あと二三回は読めるな……。
あと、この作者、クリスチャンだって言ってたけど、すごいバランス感覚……。
イエス=ずるいおっさん……かぁ。すごいなぁ。
本としては、ナショナリズムを否定するしない、というより、もっとロジカルな感じでした。
段階的に思想、宗教、そして国家と続いてくので、理解しやすく、そして、その説明も身近な物を題材にとってあって非常に親しみやすい。
思想というものは、実は○○主義などと名前がつくような物ではなくて、より無意識的な物である。それは私たちの生活に密接に結びつき、もはや私たちの行動原理そのものになっている。
「貨幣」も「国家」も人が作ったものでしかない。だが、それは私たちを拘束し、私たちはそれによって生活している。
それこそが思想である。
そして、この「思想」の本質こそが大事。
これがわからんとこの本、後の全部が解らない。
この本読んでから「世界中の人と解りあえる」っていうのは妄想だなぁ、と確信しました。
私たちとは行動原理が全て違う人間がいる。
違う成り立ちの思想、違う時間軸で生きている人間がいる。
人間という価値観のとらえ方も、貨幣という価値観のとらえ方も、なにもかもが違う。
そう言う人が、いや、そういう集団がこの世界にいるのは、どうしようもないことだ。
私は本格的に、それを理解しました。この本読んで。
だからといって、私はそれが絶望的だとは思わない。
「誰とでも解りあえる」と考えながら生きていくほうが実は絶望的だ、とすら思う。
相手にとっても、自分は異質なもの。そして、相手は私にとって異質。
それすら解らないで他人がどうこうって言うのは傲慢な事だなぁっと思う。
まぁ、私がそんな風に思うのは、神道っていう、日本古来の価値観なのに、日本じゃ仏教にとって変わられちゃった思想の上に生きているからかもね。神社も寺も同じぐらいあるのに、日本人って仏教仏教だよね。
……でもまぁ、この本、もっともっと奥が深いよ。
あと二三回は読めるな……。
あと、この作者、クリスチャンだって言ってたけど、すごいバランス感覚……。
イエス=ずるいおっさん……かぁ。すごいなぁ。
本としては、ナショナリズムを否定するしない、というより、もっとロジカルな感じでした。
Comment
コメントの投稿
Track Back
TB URL



